強い足腰は健康寿命の泉 イキイキしている90歳とヨボヨボな60歳の違い

私は67歳で完全に退職した。その歳に市が委託経営するトレーニングセンターに通い始め、今日まで週2~3回通ってきた。ちょうど10年になる。
社に通っていた頃は年に2回健康診断があった。その流れを受け継ぎ定年後、年に1回、それを受けている。今のところ、高血圧を薬でコントロールしているが、それ以外、病に伏せることがなく、いたって元気だ。
私は最近、ビジネス誌「プレジデント」を読み、こんな見出しに出くわした。「健康寿命が長い人は圧倒的にここが強い…90歳でイキイキな人と、60歳でヨボヨボな人で決定的に違う体の部位」
この記事を、医師の高橋亮さんが書かれていた。高橋さんは多くの患者さんを診てきて感じることがあるという。
それは何か? 「自分の足で歩ける」。それは、通院している90代の後期高齢者に共通しているという。足腰の強さが心臓の強さと寿命につながっている、と高橋さんは話す。
高橋さんの患者で、最近転倒して亡くなられた105歳の最高齢の患者さんは、亡くなるまで自力で歩いて通院していたという。
確かに、デスクワークで足腰が弱っていた私はこの10年間、ジムに通いで足腰が強くなった。自宅の階段の上り下りも苦にならない。ウェイトトレーニングやストレッチが中心だ。それに加えてラニングマシンで速足運動をしてきたおかげかもしれない。
高橋先生は「上半身だけ鍛えても、効率が悪い。腕立て伏せや腹筋運動も悪くはありませんが、使っている筋肉量が少ない」と話す。「なぜ足腰の筋肉が生命力に直結するのか」について、「人体の多くの筋肉が下半身に集中しているからだ」と説明する。
人間の体には約600の筋肉がある。そのうち、実に6~7割が下半身に集中する。なぜ下半身にこれほど多くの筋肉が集中しているのか?人間が二足歩行の動物だからだ。
4本足で体重を支える四足歩行の動物と違って、人間は強力な筋肉が必要。体全体の筋肉の70%が下半身にある。上半身の筋肉は30%にすぎない。
人間の下半身の筋肉は太ももの大腿四頭筋やハムストリング、お尻の大臀筋(だいでんきん、ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋だそうだ。
下半身の筋肉を鍛えるには、ストレッチだという。下半身の筋肉をストレッチすれば、体全体の筋肉の大部分を一気に刺激できる。高橋先生は「ずぼらストレッチ」を提唱する。
「座ったまま何となくストレッチすれば十分。パソコンを打つ手を止めて、肩を回す」「打ち合わせの合間に、ふくらはぎを少し持ち上げてストンと落とす」「通勤電車で、座っている時、足の指を少し動かす。床を押すように、かかとを軽く上下させる」
高橋先生に言わせれば、これで十分だという。「この数秒の“血管のゆらぎ”で、血液の流れは確実に変わります」
高橋先生は「診察室でふくらはぎを動かします。1日中診察室で座りっぱなしになっている私なりの血管健康法なのです」と述べている。
仕事に追われている読者の皆さんには「ずぼらストレッチ」で十分だと思いますが、私のような退職者は、トレーニングセンター通いをされてはいかかでしょうか? 市が経営・委託しているジムやトレーニングセンターが全国にあると思います。私が通っている市のトレーニングセンターの料金は年間、9900円です。もちろん市が補助しての金額です。
人間は必ず死にます。私の願いは健康寿命の体のまま死にたいですね。何年もベッドや布団の中に身を横たえてから死ぬのは御免こうむりたいと思います。
私は時々、めんどくさい気持ちになり、トレーニングセンターに行きたくないときがあります。そんな時には、「上記の願い」を思い出し通っています。トレーニングセンターの指導員の皆さんに「ここに通うには修行です」と冗談交じりに話しています。
参考までに、プレジデントの記事をご覧ください。https//president.jp/articles/-/106178
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